こんにちは。小机駅から徒歩1分の正木歯科の正木です。今回は子どもをむし歯にさせないための対策をお話します。

【感染の時期を遅らせるのがポイント】

虫歯菌の数が決まるのは2歳半ぐらいまでとお話しましたが、虫歯菌がお子さんに感染する時期はいつぐらいからなのでしょうか。一番感染しやすい時期は生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の間と言われています。

ここでポイントは、感染の時期をなるべく遅らせるということです。理想は感染させないというのが理想ですが、感染の時期を遅らせば遅らせるほど虫歯菌の数を減らすことができます。

 

【具体的な対策法】

では、具体的にはどのような対策をしたらいいのでしょうか。この時期の対策としては基本的にお子 さんに何かするというのではなく、周りの大人が対策をする必要があります。対策法は3つあります。

まず一つ目が、前の記事でもお話したようにお母さんお父さんの虫歯の治療をして、その後もしっかりクリーニングを定期的に継続して自らの虫歯菌の数を減らすということです。

そして、虫歯菌を減らす効果的な方法としてもう一つキシリトールを使う方法もあります。これはまた別の記事でご紹介します。

 

2つ目が、同じ箸やスプーンを使わない。噛み与えをしないということです。

 

3つ目は、砂糖の入った食べ物、飲み物をなるべく与えないということです。なぜ砂糖がダメなのかというと虫歯菌は砂糖によって爆発的に数を増やすからです。

知ですか。ここでは歯のつくりをわかりやすくご説 明します。歯は、歯ぐき(歯肉)よ まったく与えないといのも難しい場合もあるかと思いますが、与えるにしても一日一回時間を決めて与えるようにしてください。

ずっとお口の中に残っているアメ類やジュースは極力控えてください。ここで甘いものをあげると泣き止むのでという方もいらっしゃいますが、ここで一生の虫歯のなりやすさが決まりますのでがんばりどころです。

現実問題これらすべてを完璧にやるのは難しいと思います。しかし、どうして虫歯になるのかを知っているのと知らないのとでは、お子さんが虫歯になる確率は大きく変わってくると思います。私たちと一緒にお子さんの歯を守っていきましょう。